<2722>「内部の凝り」

 あたしある当たり前の時間からは、

 しずかに放り出されたの、

 ねえ、、

 なにか、胸の上あたり、、

 こごっている、、

 この、内側、、

 現実に、対応する振舞いが、

 身の、くねらせ方が、

 冷たい息をのむ仕方が、

 内側の、

 こごりを作っている、、

 あたしは、身体をまっすぐにし、、

 その、こごりに外から触れ、

 下へ、下へ落とす、、

 下ではまた別の時間が待っている、、

 

 からだがあつい、、

 あたらしい、

 次々に、

 液ばかり受けて、

 あつい、

 あついの、、

 ・・・

 あたしはそうしてしばらく自分を触っていた、、

 いまやどこから、、

 かんたんな内部、

 縦横に、

 生の管が、張り巡らせてあるだけの、

 かんたんな内部、、

 その、

 ややかんたんなつくりの底で、

 あたしは眠っている、、

 まだ全ての液の記憶といつだったころの、

 その身体のなりたちは、

 わたしには、

 過去の水で、、

 うるおいひとつだに、触れえないけれども、、

 あたしは立て、、

 ん、

 なにか肉片の招び声、、

 ん、

 そうか、、

 はやく、はやく、はやく、

 、からだは、

 あなたのために、生まれようとしている、、

 このつちのうえになにが、

 あたらしい液の、

 はやく、はやく、はやく、

 先へ、先へ垂れていたいがために、

 身体は、早く、

 生まれようとしている、、

 このからだだって、

 わたしの新しい液の、なかなんだよ、

 からだはじまれ、、

 内界から、液もまた、管もまた、あらたに、らしく、、

 さわごうとしている・・・