あなたの水泡から、
声がやってくる、、
ひとり出迎える、
あたしは気恥ずかしい、、
全て、裏に帰り、
あたしは難しい、、
しずかな泡の底、
しずかな海の底に、
あなたを置いて、、
ものが足りない、
あたしはものとの付き合い、、
方法もない、、
視界が暗くなる、、
夜、
ひとりで走っていて、、
周りの物音も、なにもしなくなるとき、、
私は街灯の下に置かれている、
私を初めて回復するという気がする、、
あたし走る、
あたしまた走る、、
これがある時間、
無限に繰り返されてゆくと見る、、
それぞれの光景に、
あなたは招待されていると見る、、
どこから来て、
どこからこぼれ続けてゆくのか、、
私に知り得ることはないまま、
からだからたちきえるまま、、
あなた水の中へとかされていくの、、
声などしないまま、、
情報が、
あたしその線に乗って駆けてくるのをきいて、
全てを理解した、
あなたのその無音の時間に一緒に、
さかのぼって居たい、
居られるような気もしていたよ、、
あなたまだからだのかたまりのなか、、
そこからひとつの裂け目、、
順番に、
ひといきに、こぼれるもの、、
あたしが掴んで、
なかへ戻そうと試みて、
すぐにやめるもの、、
すぐに泡が立つもの、
古代へ置いていって、、
砂を、
下へ、下へ行くということは、
時間を戻ること、、
あたしはだからその膜の下を、、
いつも探りつ探りつしつつ、、
いますこしそこに近いところに、
そんなもんだから時間の分からないところに、
徐々に来ているらしい、、
からだたちの泡の・・・