<2835>「これは、鬼の道だ」

 まだその印のなかにいるものが、

 あなたであることに驚く、、

 私は、

 間違いなく、はぐれている、、

 人間としても、間違っている、、

 それはそうなのだ、

 間違っている人間は、

 どう生きたらいい、、

 どう関係していたらいい、、

 身体をきいて、

 身体に付き合い、

 あたしは、

 仕事をしていくのでは、

 あたしは、、

 仕事を頼りにしていくのでは、、

 

 ふつうに生きて、

 ふつうに死んで、、

 というものから、

 大分ズレたところに来ていることを、

 いつも自覚していなさい、

 そうでないとおかしなことになるよ、

 という言説が、

 この頃よく分かり始めた、、

 こんな人間は、

 周りにはいなかった、、

 もう本当に、申し訳ない、

 すみません、すみませんという気持ちです、

 といつも言っている大先輩を見て、、

 あなたみたいな力の人が、

 何を、

 何に対してそんなに済まなさそうにするのか、

 と、

 ちょっと怒ってもいたぐらいだったが、、

 私にはその気持ちが良く分かり始めた、

 

 これは、鬼の道だ、

 決して人の道ではない、、

 こんな異様な力を得て、

 人だという気持ちには到底なれない、

 私はある一定時間を経ることを、

 これは実際に歩いてみなければ分からないことでした、

 ただ技術が手に入るだけのように考えて、

 いつも夢想しては、

 ひとりキャッキャしていた、、

 ちがう、

 これは、

 これを仕上げるということは、

 だんだんと人間を廃業していくことです、、

 こんな訳の分からないことに、

 命を懸けていく人間は、

 人間をどこかで廃業しなければなりません、

 こんな訳の分からないことに、

 命を懸けていく人間は、

 ふつうの人に、

 どう思われても仕方ありません、、

 すみませんと言って仕事をするのみです・・・