<2426>「声は液、種なら」

 次々に埋まれ、、

 知らない場所に、

 呑む身体、呑む身体、

 穴から、声が出て、、

 私は低い、低い、

 低い場所、音で、、

 あなたの膜を作る、

 それがあたし目に見えるかどうか、

 分からないのよ、、

 あなた、

 次々に来てください、、

 どこから鳴るものか、

 あなた、来てください、、

 私は全て溶けて、

 この地面へ、水で、

 かわき、一体になって、、

 待つのですから、、

 

 待つのですからなにも、、

 あなたはそこにもいます、

 ここにもいます、

 順繰り、順繰りに、

 声を遊ばせて、、

 ホーンが、

 その丸みが、、

 ひとつのあなたの、

 そのひとつのあなたの、

 そのひとつのあなたの世界を掴むじゃありませんか、

 よろしゅう、うかがい、

 うかがい、

 うかがいながら、、

 あなたは身体のなかで、次々に、、

 声をひとつの液状とし、、

 垂らして、

 種として、

 はじまるわけのことではないですか、

 ね、

 こちらを、

 こちらをよく御覧なさい、、

 私などが歩をなすではありませんか、、

 そのさわぎにあなただっているのでしょうが、

 ねえ、あなた、、

 ひとつひとつ見ていけるのではないですか、

 ねえ、

 

 なんびとも声や何やまじえなさいよ、、

 ええ、

 知ってる、

 知ってるその振動に、、

 あたしだっておるのだから、、

 おるんだらあなただらあほうか、

 あほうか、

 わは、わは、、

 声なとなになと液なとしなさいよ、

 しなさいよ、、

 わあたら、な、わあたら声なたらさならたら・・・