<2407>「着床を待つ、静かな白い眼」

 また浮き、

 また浮き、、

 私は、時刻のなかに座り込み、

 そこで、

 着床を待っている、、

 んぬんぬ、

 時刻を、

 んぬ、と、待っている、、

 あ、はじまり、、

 あたしはどこかではじまり、、

 音はない、、

 

 ・・・

 ん、

 なぜか、わたしは、線の振るえに、会っている、、

 どこからだ、、

 なにだ、、

 今、あたりまえにある身体を、

 そこで閉じるような、

 その、線の振るえが、

 たしかなものとして、あった、、

 あたしはどうしよう、

 どうしよう、と、、

 ひとことする、

 身体のなかでひとことする、、

 んむ、、

 さて、

 言語的に遅れる、、

 ものがこのなかにかたまり、、

 わたしは、

 いくつものたまのなかへ、、

 情報を、流している、、

 さあ、

 ここまで来い、

 ここまでからだが、、

 みずからが、来い、、

 ひとつのはたからなに、

 ひとつのはたからなにを、、

 あなたはきいているのだろう、

 ここに転げ、、

 あたりまえに含み得、

 ころげ、、

 なかにあつまり、、

 あたしは情報を、

 情報を得、、

 あちこちに、ふくらんでいった、、

 

 ものの立つそのヒに、、

 からだを用意するそのヒに、、

 あなたはいるのですね、、

 どこかからあらわれて、

 そこにいるのですね、、

 私にはなにか分からないけれども、、

 こちらをごらん、

 あなたの眼で、、

 あなたのその、ひとつの白い眼で、

 あなたは歴史の浸透音のなかに、白い着床時を持っている・・・