<2596>「形を作りましょう、生というもの」

 印のない日に、

 まっすぐに出て、、

 あなたはおそらく、

 過去のなかにある、

 言葉に、

 自身を、巻きつけていた、、

 あたしの生は少しも困難でない、

 少しも困難でない、あたしの生は、

 時々、何故こうも困難であるのだろう、、

 あたしは道のなかへ立ち、

 そのかたまりを見ている、

 かたまりを揺らしている、、

 声は出て、

 走らないでいるのを、、

 ひとつの地点から、

 眺め続けていた、、

 

 あたしは身体をここへ通し、、

 ひとことひとことし、

 その小さな粒をまえに、

 ひらたくなって、待っている、、

 からだが、つぶれてしまう、

 まったく音もなく、

 まったく存在が、

 泡であったように、、

 あなたはこの先へ、

 いくらも出てしまう、、

 まだヒになって、

 時間も経って、いなかったが、、

 わたしはそのうしろ、

 ことばのゆらぐさなかに、

 ヒを見つめた、、

 あなたこれ、

 どこからどこまでを、

 からだだと考えましょうか、、

 私には分からない、

 私は夢を見ている、、

 おそらくおそろしい夢を、

 そうしてあたりまえに日常へ入る、、

 からだは増えていく、

 からだはきこえがよくなっていく、、

 すなおにたどる、、

 ものの流れをつくるということ、、

 あなたが据わる、

 

 じっさいに、

 あなたが、そこで、、

 たしかな液になって、、

 また、

 形を、

 ひとつのもとにさだめるとね、

 あなたのなかのうたいや粒が、

 ある意味をもつ、

 あなたが隣で生きていたことは、

 今や不思議なことでしかない、、

 照らし、

 やはりそうだと思う・・・