しかしあなた、、
あたしはそこでかわききり、、
誰の手にも触れやすい、
奥で、
水の気配だけがする、、
あたしはそのかわいた壁、そのひとつの面に、、
近づいて、、
ずっと奥の、
その語りをきいている、、
あなた不可解かな、
いんや、どこにでもある、、
どこにでも、ころがっている、、
からだなど、はじまったばかりだのに、、
あなたはここらへんを見て、、
しずかに転がってきている、、
私はあなたを手にするでしょう、、
何も思わないまま、、
現実の、成分が、、
あなたに流れていくでしょう、、
私にはこれがどこの時刻かが分からない、、
私にはこれがどのざわめきなのかが、、
私はいつ冷えるの、、
ねえ、
これが欲望だとして、
あたしはどこを、満足させているのだろう、、
徐々に、
徐々に徐々に、はてへ、
しらない場所へ逸れてゆく、、
あたしは、
あらゆるものを内化して、、
そのことについて無意識になる、、
なので、
興味がないのではない、、
もうからだと同じだということ、、
あなたの病がなければ、
ここまで来れなかった、ということ、、
二人で、
物語を作ろうとする意思から、
どこまでも遠いこと、、
この人は誰なんだろう、、
と、
ひとりで思い始めたら、
とどまるところをしらないこと、、
あなたは何の印象もなかった、、
私は全体で、、
意味の探れない、、
あの鐘の音に身体がなろうとしていた、、
あのひろがりに、
そっくり身が移ると、、
あなたは横にいても、
私には辿れなくなる、、
ねえあなた、
これはどこの響き、、
得体の知れないものを、ひきずって・・・