<2712>「まだ生まれていない粒をつけて」

 あたしはしんとしたでしょう、

 ね、

 体表面が、これだけ冷たいのも、、

 ね、

 液だよ、、

 あたしは徐々に徐々に流す、、

 しずかな政治、、

 しずかなことばのたとえ、、

 それを交わすこと、、

 ね、

 そちらにあたり、、

 またそれは深くまで潜る、、

 ふかくまできたねよく来たね、

 さわるよ、、

 あなたこのでろでろと盛り上がる部分に、

 なに身体の秘密、、

 

 あたしうしろまで来て、、

 うん、

 そのままうしろまで来てよ、、

 どこからきこえたの、

 あたまからたどらせて、、

 うん、

 しかし呼吸が流れて落ち、、

 この膨らむもの、

 あたしのなかで跳ねて、、

 どこかへ行くもの、

 まだ生まれていない粒を、

 複数身体につけて、

 あなたは踊っている、、

 わたしは踊っている、、

 からだからいくつ見えてきてるの、

 ね、

 いい匂いだね、、

 あたしは気を失ってしまいそうだよ、、

 どうするの、、

 からだばかりこの空間にひろがって、

 あなたはほうけているけれど、

 どうするの、、

 

 あたしには粒がなんだかしらない、、

 ねえ、

 ただ粘性の命がそこにあると知れれば、

 それで、

 あたしはまた一段、一段と、

 したの方へさがっていけるのだ、

 どうだろう、、

 声ももはやただの透明な揺れ、、

 あたしはそのなかでおそろしいほど静か、、

 きて、きて、

 きたよ、、

 きたよ、けど、このなか、

 あたたかいだけ、

 楽しいだけ、、

 あたしは手を使うようにしたい、、

 なら、まだ、かきましてよ・・・