しずかに距離を調整する私を、
何と言うこともできません、、
あたしはそれぞれへ向けて、
ほどけていきます、、
執念などないと、
普段の身体の平穏さから、
簡単に思ってしまいます、、
しかし、
日常が不意に揺らげば、、
歯を壊さんばかりに噛みしめ、、
こんなところで倒れている場合ではないと、
起動する何かがあるのです、、
生きていくことの核にあるものに、
驚かされます、、
私は、
訳が分からないことすら取り込んでいくと言いました、
すると、
本当にそうするんですね、、
これが、
毒物でなくてなにでしょうか、、
自分を悪く言うのではありません、、
毒をなかにいれこむということが、
段々実感として分かってきたのです、
しかし別段嬉しくもありません、
そういう場所へ来たな、と、
私は確認するだけです、、
なにか貢献するようなことを、と、
考えているようで、、
次の瞬間には、
空間に上手く溶け出て、
一体となることを考えている、、
私はあまり旅をしません、
しかしどうしようもなくなると、
旅に出たくなります、、
何かを見たいのでも、
何かをききたいのでも、ないかもしれません、
ただ、しらない場所に、
からだがあればいいのかもしれません、、
それは、
見抜かれていても、
見抜かれていなくても、、
どちらでもあまり変わりはありませんが、、
絶対に、
肝心要のところには誰も容れないという、
ひとつの持ってきた病を、、
見る人はどうなるのでしょう、、
私は、
どこにもいない人として自己を規定したい、
しかし悲しいかな、
具体物なので、、
よく居るところにはよく居るものとして、出来上がってしまうのです、
そうすると、
そんな場所を混ぜたくなる、、
どこか他のところへすっと流れたくなるのです・・・