<2293>「揺るぐ底と光」

 私はまだそのなか、

 おそらく振動したそのなか、、

 各地に伝い、

 揺れるそのなか、、

 ものが次々と入ってくる、、

 身体がいつも見えている、

 なにだ、

 ただの振動なのに、、

 私はこの地のなかにある、、

 ひたすら揺らぐものとして、

 ここにあり続けている、、

 それを知り、

 私はいくつもの方向へ、

 身体を出す、、

 

 ものがその遠さのなかから、

 懸命に這い、

 今この時に触れて、

 どこまでも揺れている、、

 どこまでも揺れている人として、

 この場を眺め、、

 あたしはその先に出る、、

 言葉が回転して仕方のない場所へ、

 ゆっくりと出て来る、、

 あ、

 なにだろう、、

 ことを始めて、、

 私は隠れて、

 ここに流れて、、

 黙々とその作業の流れに、

 参加する私は何の印だ、、

 どうもそれは定かではない、、

 よく分からないまま、

 ここへ生まれてくるらしい、、

 そのひとつひとつをまともに見て、、

 身体は躍り上がる、、

 おお、これがそこか、、

 いくらも光、

 私が手にしているものは、、

 底か、

 ここからのあたたかさだったのか、、

 

 ひとつの行方を見て、、

 どこまでも驚いて、

 どこまでも増えよう、、

 流れよう、

 そんな気がする、、

 身体はそうなのだという気がする、、

 だってこんなに始まって、

 いまに振るえているものは、、

 うん、どうかしら、、

 見えてはいるけれども、、

 なにを渡し、

 ここへ入るということになるのか、

 分からないでは居る、、

 この舞台に・・・