<2229>「あなたが人間になり始めたので」

 あたしは集まり、

 今知って、

 今くれて、、

 道理で透明な、、

 道理で沸々と、

 このなかで立ち上がってくるなかに、

 あなたは居る、

 あなたは正面、、

 交流を不可能にする、

 事は出来ない、、

 いつだってここに育ち、

 ここの、

 記憶をあらたにする、、

 

 あなたがひとりの人間になり始めたので、、

 私は接触するのが少し難しくなりました、、

 少し考えました、、

 なにかひとりになる、

 あ、

 そのどうしようもなさ、、

 私は地面にいて、

 そのどうしようもなさをここで呼吸している、、

 うん、、

 こういう場所で、

 生きるということもあり得ます、という、、

 私は場面転換のはやさに、

 別に慣れなくたって構わない、、

 ただこの身体の具体性、

 ていうのが、

 とてつもない時刻を持っている、

 ということが分かれば、

 それでいいのではないだろうか、、

 身体は大事です、

 というより、、

 身体自体はあなたの声をなんとするか、

 をしずかに確かめてみる、、

 こういうところにいる、

 その響きをどう受けるか、、

 

 人は、入口で、、

 いつもとは違う構えをしなければならないらしい、、

 こんなものは実際の姿ではないと、

 はっきり分かっていてもか、

 そうなんだ、、

 馬鹿々々しいと思っても、、

 あなたもやらなければならないよ、、

 なんでだろう、、

 私はそういうことをわりあいに上手くやると思うが、、

 私はそういうことに疲れる、、

 酒を飲まないな、と思った、、

 なにかべつのものに酔い始めたろうか、、

 私は一節に出会えればそれでいいんだ、

 全体がどうとか、構成がどうであったとか、、

 知ったことではない、、

 その一説に出会えれば、

 そこを頼りにして、、

 どこまでも触れ合っていける・・・