<2776>「誰ですか、この、静かに事をする人間は」

 ふたつの水のあいだを、

 しずかに落下していきました、、

 あなた、あなた、、

 はなれた、

 しらないところ、、

 このままでは通路も見えない、、

 私は、

 ひとつの回転のなかに、その、、

 たしかな声を、

 いくつも住まわせています、、

 見ているでしょうか、

 見えているでしょうか、、

 そうです、

 順にあたしは来ますから、

 身体を用意していてください、、

 

 複数の糸のなかで眠る、

 私は、

 日を繰るごとに、、

 まったく別の人間になっている、

 これは、

 おんなじことを繰り返しているからこそ、

 鮮やかに感じられることなのでしょう、、

 誰ですかこの、

 静かに事をする人間は、、

 私はそれだけ身体に手を入れた、、

 次々にあなたの様子が変わる、、

 私は、

 なにもないという恐怖から、

 無理にはしゃいでいたのだろう、、

 いつからかは分からないが、

 そんな必要がなくなった、

 そんな必要がなくなったとき、私は、

 初めて人間になれた、

 そんな気がしている、、

 人が、

 どうしようもなくひとりで、、

 興味を外にひろげようとしても、

 反対に、

 自身にひろげようとしても、

 そうそう上手くはいかず、、

 あいだにしか盛り上がりがないこと、、

 それを感得してから、

 私は静かな人間になり得て、、

 初めて呼吸が出来ました、

 

 あたしは、、

 自分に期待する、

 自分に懸ける、

 という言い回しを使おうとして、

 あまりしっくりこないので、一度引っ込めます、、

 というのも、

 これはもっと若い頃からはっきり、

 死んだらしょうがないと思っているようなんです、、

 だから、

 生きていたらまた一日進み直す、という感じのようなのです・・・