見えない通路を来たものはいくらばかりだろう、、
あたしは、こうして、
暗闇に、ひとり立っていなければならないこと、、
あたしは、
ひとつのきっかけで、、
どこまでも底のところへ行こうとすること、、
しかし、
人間をやめるというのは、
あまり実感がない、、
私は重たい季節を持っていた、
風ばかりが吹いた、、
あなたの音の生まれ方は、
どこか、
遠い記憶とかかわっている、、
しかし、、
私はまっすぐに、
冷静に息を通した、、
あなたの運命、
あなたが意味を持ってしまうということ、、
ここで、
この場で、
意味を問うても仕方のないことですよ、、
ここには意味は何もありません、
意味は、
あるまとまりや重なりが出来て、
気がついたときには、
持ってしまうものです、、
それが良いとか悪いということなどとは関係がなく、、
あなたがそれを重ねてしまったら、
もう重ねなかった前の人間には戻れない、
それが意味です、
意味は持ってしまうものです、、
どうしても、
ひとりで付き合わなければならない時間があるな、と、、
そんな私は思い、、
どうしようもなく、
ひとりであった人々の生き方が浮き上がる、、
もっと余裕があって、
楽に構えていられた頃には、
伝説や、、
筋の通し方、
その奇妙な生涯を辿り、
無責任に盛り上がったものでした、、
徐々に意味を持ってしまえば分かる、、
ここは、
余裕を持って笑っていられる場所ではなかったと、、
あたしは意味を持ってしまい、、
もう、
そうではなかった場所へ後退することなど、
出来ないということ、
じりじりと現実を、
僅かずつやいていくような、
そうした仕方で、
進むしかないようなところ・・・