ヒがからだにあたりつづく、、
私はからからにかわいてしまい、、
指で身をすりつぶし、
全ては粉になり、、
しずかに、
ものの奥へ、駆けていきました、、
別の招び声の場所、
あたしはまっすぐ潜った、、
人間のない場所、
人間の、かわく場所、、
あなた、
あたしは線ばかりに、、
なにか、
からだがきこえるばかりに、
そこへ、
小さな身体を用意して、、
あれしかもそれはけだるさではない、、
あたしはかわいたものの近くで、
安らいでいた、、
この場所の匂いもない、、
あるいは、
私が既に混ざり切ってしまった、、
どこから来たのだろう、
私は自分を見、、
からだを見、
穴を見、、
夢の中を見た、、
あたしは道を歩いていた、、
少しずつ透明になり、
一切のものが外へ、溶けていくのをただ、
見ていた、、
あれはどこへ行くのかしら、、
あたしはその場所の音を構成する、
ひとつの砂の部分になっていたのだ、、
なにだろうきこえる、、
あたしははてからきこえてくる、、
その砂の小部分を、
また、
身体につけていた、、
そうか、
一度外へ送ることは、、
身体の響きを、
前より少し大きく、することだったのだな、、
あたしはうなずいた、、
このからだまだ、まだ先へこぼれるぞ、、
あたしは無感の底から、
熱を送り、
その予感を空気の膜で覆う、、
私は息をしているぞ、
おそろしい、、
この轟音はなんだ、、
この破れは、、
あたしは先の粒を通過して、
戻ってこようとしている・・・