声なんぞそこへ放っておくれ、
あたしは駆けていたいのだ、
ここいらは、すべて息だ、、
あたしはまだ、
きこえない場所にいる、
そちらで、またものがさわぐ、、
そうか、
このかわいた表面に声を寄越すのも、
この希望の季節のためなのだな、、
あたしはじっと見ているぞ、
あなたどこから出る、
このさわぎは、さわぎは、、
どこから出てくれる、、
あれ、
からだたいまつだ、、
ぼう、と、
だまってついているのか、、
ものがただ空気にかわる匂いをし、
ここで、
沈黙している人々の中心で、
からだたいまつだ、、
あたし火の切れマ、
に、
呼吸をしているよ、、
それは、
赤と黄との模様、
そのなかに、
あたしを紛らしていくのに、
必要な呼吸なのさ、
なのだから、、
あなたもずいと吸いなさい、、
あなたもう少しずいと、ずいと吸いなさい、
わたしはそれぞれに見えて、
このからだの限り、、
あなたをこちらへと渡すのを、
だまって見ているのだからさ、、
こちらをごらんなよ、、
いまはいっていくのだから、さ、、
まえにはいたり、
うしろにはいたりして、、
うもれることもなく、
またどこか、遠くをさすのでもなくだが、
なぜだろうか、、
ここにまくはやぶられる、、
あたしはしずかな日々を用意した、
あなたと、
そうして一体となったあと、、
それらはうごきはじまり、
集まる、、
このころもの中心、、
剥いで呼吸の線が、無数に走る、
からだの中心へ、
いまあなたはいる、、
わけのわからない顔、あたる・・・