<2443>「芯や、灰色」

 身体にはその声が続いている、、

 私はただ見ていて、

 そこに、

 いくつもの存在の角を、、

 掴み、、

 私にはそれが聞こえる、、

 それがひとつひとつ見えて、、

 身体の粒、、

 ああ、

 そこで生まれます、

 そこで生まれますから、ええ、、

 ひとつの身体を取ってください、、

 私に、姿を、、

 

 そんなところで回転していて、、

 私は、

 何の印を得るでもなかったが、、

 ここに、

 はっきりと溢れた人たちの、

 姿が、

 次々に、見留められる、、

 そのさなかに私は居る、、

 どこからの声の繋ぎなのか、分からず、、

 私はそこにいる、、

 身体をひらいておくれ、、

 おくれよ、、

 次々に見つめることが可能になり、、

 身体は走る、

 私はまっすぐに立つ、、

 芯から、

 灰色の風が聞こえ、、

 私はそのなかに、

 潜っている人々、

 潜っている人々、、

 潜っている人々・・・

 、、

 うん、うん、

 身体をきかせておくれ、

 身体を、出来得る限り、、

 そこで、きかせてくれたらいい、

 私も見るから、

 静かに見つめるのだから、、

 

 あなたはそういうメッセージとして、

 身体の隅に、立っていた、、

 順番にきこえるなどして、、

 私の中に、

 立ってきていた、、

 身体がなかにあり、、

 私は振動し、

 私はなかでくらみ、、

 過去一量の騒ぎとともにあることとなる、

 あ、晴れやかなもの、、

 身体のなかのさそい、、

 うん、こちら、、

 こちら、こちらだ・・・