<2467>「あなたは一点の熱に干されて」

 形へ、

 あいだへ知らない声を出している人々の、

 その、まわりを、

 あたしは含んで、

 ゆっくりと液にして、、

 また、

 そのなかにかえる、、

 かえったらまたはげしく生まれてくる、

 なのなかへ、、

 私はアァ、と発する、、

 ひとつの姿、

 身体のなかに通路、

 水は走る、、

 水はまた道を得る、、

 得た水で膨らむ、

 静止して、膨らむ、、

 ここが身体で良い、

 

 ここが発露で良い、

 ここが、長いジニチで、

 もう、めくれる、、

 なにか欲望、、

 私はあたらしい熱で干されているだけ、、

 これは欲望と呼べるものですら、

 ないのかもしれない、、

 あなたはただ環境下の、、

 その流れを欲していただけかもしれない、

 現実の身体をひきずりながら、

 そこにいくらも液、、

 そこにいくらも含まれて、、

 あたしは踊り、

 眠っていただけなのかもしれない、、

 ここへ着き、

 ひとつの身体は晴れる、、

 あたしはひたすら訊いている、、

 ここが長く生まれる、、

 潜って、

 潜っていたものが浮かぶ、、

 この一点に、

 私はかえる、、

 

 私はかえって彼の身体を掬う、、

 あなたは一点の熱に干されて、

 そこで寝そべっていただけですね、

 もっと前へ戻ろう、、

 あなたはこの停滞する、

 ざわざわとした時間が、

 何故奇妙に不快なのか、、

 分からなかったのかもしれません、

 生きているだけ、

 ただの日常生活を、

 生きているだけでは足りないと、

 あの人は言いました、、

 その通りだとは思いますが、、

 あんまり集中して見ているので、

 分かれ目が分からなくなることもあるんです・・・