ただ挟まり、、
あ、と声を掛け、、
私を招ぶ、、
私は招ばれたまま、、
ここへ滑るようにして、、
静かに出てくる、
あ、
私は、正面に、きこえている、、
静かな端たち、、
身体が正面に見えている、、
不思議な回転たちに、、
静かに声をかける、、
一量で揺らぐ、
なにか知らないところへ、、
素直に放り出されて、
ある長い日のこと、、
私はヒのように、
ここへ来た、
このいくつもの手の中の、
私のように、、
長さは生まれ、
ひとは生きていく、、
私はここと馴染む、
徐々に集まり、、
私はその方向へ、、
どうどうと入っていった、
あ、
今入る、今入る、、
暗ひにちがいない、
全部の身体の線が、
鳴っているに違いがない、、
あたしは膨れて、
今ここを訪れる、、
あ、
時間は進んでいるんだ、と分かる、、
次々違う人間にね、
だってなっているじゃない、、
違う人間に、
おそらくどこにも馴染み、、
知らぬところなどなく、、
私は表情を持ち、
このなかで歌う、、
このなかでとくとくと音を立てて生まれる、、
あ、
心臓から、いくつも渡って来て、、
ここに繋がる、
ここに接続されたまま、、
あたしはかたまる、
かたまって時刻のなかへ潜る、、
潜ったら声がきこえる、、
あなたの、生まれたばかりの声が、、
私はそれに向かっている、
次々に迎え、きこえる、、
いくつもの線を、取る、、
絡まる、
あ、居て、静かに走りました・・・