<2517>「からだする人、こちら」

 ヒでもなにでもいいんだ、、

 ここに簡単に含んでくれれば、、

 あたしをさらに含んでくれれば、

 うん、

 その方角へ向かおう、

 あなたはたくみだ、、

 あなたはヒのなかでたくみだ、、

 もう存在している、

 うるさいぐらいに、、

 身体はここへ存在していて、、

 どこのものごとか、

 わたしはこれは、

 どこのものごとであるのかは、

 まるで定かではない、、

 

 あたしはつちを進め、

 この物事のなかに来るのを、

 いくつも見ている、

 いくつも見ているぞ、と思いながら、

 居た、

 居れば居るだけ、、

 ものの膨らみに、

 ながれればながれるだけ、、

 しかし青い、

 なんとも青い光線のなかに、

 ひとりは住んだ、、

 私の形の、

 なかにいくらもある、

 現実の回転に、、

 よく揃えられたものとして、、

 ここはあったのだろうことが、、

 いくらも伝わってくるのだ、

 迷い、、

 あたしは糸の中に入り、、

 呼気を静かにしていく、、

 からだを盛り上げていく、

 ひとつ重なる、、

 ひとつの方途であれる、、

 ひとつの方角であれる、、

 ここにからだする人、

 見てる、

 からだする人から中心を、

 見ている、

 

 見たまま外れ、

 見たまま漏れ、

 なにを、置き、、

 ここへ、招ぶのだろうか、、

 あなたのはたのこと、

 声のはたのことを、知るのだろうか、、

 こちら、こちら、

 こちら、こちら、、

 全て揺れて、

 あたし手の中、

 網の中、、

 からだの、中・・・