<2483>「太陽のうねりから出た種」

 あたしは身体の中だな、、

 この暗い、

 暗い場所の熱だな、と、

 ひとり言える、、

 ひとりこの場所に始まり得る、、

 もののなかへつながり、、

 ものがさわがしくなり、

 身体に続く、、

 ものがふたつに分かれていく、、

 なに、

 そのなかを覗きたい、

 覗いてみて、

 まったくの空洞だった、

 空洞だ、

 と声をしてみて、

 あたしは、

 身体を立てる場所を見つけた訳ではない、、

 

 順に剥がれ、、

 記憶の一部を持ち、

 そこから全面を構成し得、

 移り、

 浮かび、、

 静かな移動、、

 あたしがたくわえていたものの、

 全部と言える、、

 そこに呼吸が、

 そこに形が、、

 数えられるものとしてあること、、

 あたりに浮かび、、

 目標物のなかで生き得ること、、

 あなたはなかへ続き、

 そこから声をあげている、、

 うつり、

 なかへ通じ、、

 どこからともなくあらわれて、、

 ここに響く、、

 あたしは始まって、

 種のなかに匂いをつけ、、

 ひろがるところに、

 また身体、、

 目指しているところに、

 またその移動、、

 また目覚めているところに、、

 懐かしい動き、、

 

 あなたは太陽のうねりから出た種、

 生まれる種、、

 生まれる種、

 根から来る種、振動と、、

 空気中に浮かんでいること、

 走ること、

 記憶は走ること、、

 電位、線が首を傾げ、、

 わたしも時間のなかで興奮すること、

 速いこと・・・