<2023>「光に声はあるか」

 からだから静かに浮かび、、

 その陰で、

 ひとつの泡を把握して、

 あたしはここで眠っているものに声をかける、、

 知られて、

 私は晴れた仕草のなかから、、

 おう、

 そのはなの揺るぎの先に、、

 来る、

 私はただまはだかで来る、

 ひらいた血、

 その流れが、

 また、そのなかに、生まれては、

 ふたつに分かれ、

 ふたつに道をきいてくる、、

 

 あ、ひらたいの、、

 あなたは情報なの、

 静かな脈のなかを巡りながら、、

 あ、来た、、

 わたしは音もさせず、

 物を少し置いていく、、

 それは過程だけを眺めていても、

 何が何だかは分からないものだ、、

 身体がここに来るなら、

 また知れるものだ、

 あなたは火ではないでしょう、

 エ、こうして、、

 日に対して、

 身体を打ち込んでいくだけですから、、

 火ではないでしょうね、、

 経年ではあると思います、

 あたしが先へ先へ、、

 ことなどなにやら当てていく、

 その光ではあると思います、、

 光には声があるんですか、

 エ、さあ、、

 無言ではあると思いますけれども、、

 声はあるのではないでしょうか、

 

 あなたは重たさですか、

 エ、

 どこまでも沈み込んでいこうとする、性質は、、

 あるのだと思いますが、

 私は世界内で話していますよ、、

 と言う、、

 私は線時の上でもそう言う、、

 はア、晴れたヒの線も、そうですか、、

 ええ、、

 私はそうですよ、、

 ただ世界内に光の無言が、、

 ためらわずに入ってくる、、

 や、あたりまえに居るのだな、

 という身体が、

 私にはある、、

 ここでひとりの重みをちょうど感じる、、うん、