知らない記憶の向こうに、
あたしが手を触れそうで、触れない、、
そこで、、
もう少し、持っているもののなかから、
静かに、静かに、水を足すように、
知らないもののなかへ、
通路を作るように、、
私は私の中にも少し、水を含み、、
双方から浸透可能となるよう、
ここで、動き、
静かに吐いた、、
その水の流れを追った、、
私は含んでいたものの、
あたたかいのに、、
無感でいて、
こぼれたことに対しても、、
あまり、驚きようがない、、
しかし、その水、、
手で触れえる水と、
そこのつちのあたたかさとで、
段々と、
その場所を理解し始めた、、
うん、
私は、妙に落ち着いていた、、
人と、人の、
どう混じったらよいか、
分からない時間に長く、
さらされてきたためであろうか、、
その人の内部へ、
さらに内部へ、、
入っていく仕事に、、
文字だけでなく、
手掛かりを得たからだろうか、、
あなたにしかきこえていない音の、、
その外膜の、
また外膜へ、、
ひとつの埃のように、
静かに身体を寄せ、、
振動音や、リズムや、、
ためらい、
強弱などによって、、
あなたに似た何物か、
本物ではない、
しかし、どこかよく似た通路へ出る、、
その、
あなたと私との二本の線は、
微妙に異なっている、、
私は、
あなたはそれを見比べる、、
互いに微笑む、、
なにかが違うということが幸福的におかしい、、
私はこれは通路だと、
似姿を作ってみることは、
交流の始まりだと思った・・・