<2387>「声の膜内部にあたしはハる」

 ある、触る、ものが、、

 点を打つ、姿が、

 事が、

 ここに生きていれば、それは、驚く、、

 私は、既に、

 秘密の圏域に、

 身体を動かしている、、

 なにがさわぐ、

 身体の中、

 声を目撃し、、

 あたしは果敢に、、

 その内膜を剥いでいく、、

 すると声は四方に散る、、

 オンジョウは様々な姿だ、

 私に貼られた、

 それぞれのものも、、

 素直な立ち上がり方をする、、

 私は既に見ていた、、

 

 既にはられてあるその、

 見事な身体から、

 私は来ていて、

 どこからうたうのか、、

 それはまるで分からない、

 この響きの形は どこになるのか、

 それは分からないのだ、、

 あなたの声の隙間、

 そのそれぞれに私は棲み、、

 内自が響くのを、、

 そこかしこできいていた、、

 のびた、

 身体がのびた、

 どうしようもなく、、

 探り、

 探っていると、のびた、、

 私はよく分からないまま、

 ここに立っていた、、

 ここに静かな印、

 静かな重なり、、

 あなたはどこにいる、、

 響きの全てをきいて、

 あなたは一体どこにいる、、

 

 もののその速度、

 私が眠っているあいだに、、

 身体が声をはること、

 それに従うこと、

 ただの流れであったこと、、

 ものもひどく集まって、

 私は見る、、

 私はその方向を見る、、

 ああ、なんという、、

 なんという内景色、内回転、、

 私は声をし、そこで、

 またしても姿をし、、

 複数で、用意されて・・・