水が静かに、一点を打っています、
あたしはそれを見つめるだけです、、
何か思うかしら、、
私も粒となって、
この一列に参加する、、
私は身体のなかに線をのばしていきます、、
この管は役に立ちます、
この管の音は聞こえないのに、
私の、音はどこ、、
私は、自分の存在を確かめるためだけに、
小さく咳払いをします、、
確かめるというのは少し違いますね、
存在を疑っていないのですから、
少しずつ、
身体を使うことが、
自分とひとつになることを感じるのでした、、
ヘリゲルが、
弓術を頼りにするならば、
私はバットです、
私はダッシュです、、
ねえ、
この循環のなかにいると、
時々訳の分からない、
迷路に入った気持ちがしませんか、
これは、
少しも合理的な説明が付かないことで、
あなたは、
弓から、、
なんども手を離していって、しまいそうになりますね、、
あたしもまだ、未熟なので、
真に迫ってくる時間はあの時間なのです、、
しかし、一方で、
興味を持っているか、いないか、、
それが、一切関係のなくなる場所へ、、
一歩ずつ、
知らぬ間に、、
しずかに入っていくことこそを、、
感じもするのですよね、
だから、
私は無関心になったのではないと、
次の瞬間には、別の作業に入っていく自分を見て、
昨晩ふと、
確信したところでした、、
移動がスムースになった、だけなのです、、
あの、
名人伝のエンディングというものは、
私にはギャグにも、
桁外れの偉人度合いを示す、ひとつのエピソードにも、
もう思えないのです、、
あれは、自然過程としか思えない、何かです、、
いつもいつもさわっているものは、
時々、
これが何か分からなくなることがあります、だから、
あれはこの線の見事な延長なのでした・・・