<2631>「見えるか、水が足りたか」

 からだがさらになるところで、、

 まだ、

 液を待ち、、

 たとえば、その、ひとつを吸うと、、

 あたしは、

 全身は、、

 振るえを来たす、、

 そうだ、、

 この液には前にも、、

 あった記憶がある、

 かつて、

 水に包まれて、、

 わたしは、

 呼吸なども忘れて、、

 しずかに、

 あたたかい夢の中にいた、

 

 そこからほどけて、、

 またいま、はじまる、、

 どこからか、

 複数から、声が被さる、、

 あたしは目を持つ、

 目を、目する、、

 複数の声の、

 行く先を、

 じっと眺めている、、

 あたしはそこいらへんにある、、

 とても水を含む、、

 あたしには細い管がある、、

 だから、

 次々に水が駆けて、も、、

 少しも不安はない、、

 これが足りたのか、

 これで足りなくなったのか、、

 あたしは、

 そのはしゃぎに、

 焦点が、合わさらない、、

 どこか遠く、

 そう、

 生まれたときから、

 どこか遠くを、予感して、、

 あなたは誰だ、、

 わたしは参るけれども、、

 あなたは、

 どこを垂れて、きたものなのだ、

 と、

 ひとりでうかがう、、

 

 ほの、熱が、少し、、

 うん、

 そうだ、、

 この肉の接触により、、

 あたしは、

 しずかな街で、眠りそうだ、、

 しかし、

 不思議に目覚めていた、、印を見つめて・・・