世界の中に、身体を置いて、
いまは、
まったく静かではないですか、
なんにも起きて、
いないのではないですか、
あなたも、
招んでいないのではないですか、
あたしは空白の場所に出たと、思っています、
それが現在ということ、
後で意味を持つものも、
まずは、
空白として、経過する必要があります、、
あたしはそこに身体を置き、
何か手を加えています、、
ひとつひとつをそこに置き、、
あたしは零の場所、、
とても静かであるという以外には、
なにともあらわしがたい場所へ、
しずかにいます、、
あなたはたしかに声がする、、
あなたはたしかに底の方へ伝う、声がする、、
あなたがそこにあらわれても、
あたしはリアクションをもたないだろう、
起きることは、
いずれにしろ、起きるからで、
起きないことは、
どこまで行っても起きないから、、
私は身体に水を足す、、
身体は水を使う、
いらなくなったら捨ててしまう、
捨ててしまうものはみな、
にぎやかな音の場所へ出て、
そこも抜けると、
ふたたび沈黙の場所へ着く、
そこにきて、
ようやく私の身体と、おんなじものになって、
ゆるやかな息をはく、、
あたしが物事を、
理解していないというおもいをいだくのに、
私は次々と事を進めてしまう、、
からだには、
いくつもの層が、積み重なっており、
水は、
どの層も経過する、
だから、
この呼吸の水分のなかには、
わたしの幼児期の不安も混じり合っていて、
その苦さを味わう朝に、
太陽の光線もまた、混じります、
あたしはあたためられていって、
このヒのなかに、
あたしの死んだ成分も、混じって、
それがあるヒの 空白の、
下地として、
用意されて、いるのかしら・・・