あたしはこんな細い道を、
歩いてきたのだろうか、
道には、何の音もない、、
ただ、あたりまえに、そこにあるだけで、何も、、
わたしは方々へひろがり、
存在で、
この道を一杯にしてみる、、
振動する、
この音はきいたことがない、
私も、鳴らしたことがない、、
身体から、はずれたのか、
なにが、、
わたしが、
そんなはずはないだろう、、
ある、
こんなところにも存在は、
私はどこ、
こんなところに落ちていた、、
核は、
私がふれているところ、、
すぐ分かるところへ、
置いてあったんですよ、、
ですから、
使ってください、
なにを、、
あなたの持っているもの、
私の持っているもの、、
私が持っているものはなんだろう、、
一体何だろう、
少しも悲しくない、
前、
それもちょっと前まで、あんなに悲しかったのに、
今は悲しくない、
なぜだろう、、
私は言葉ではないから、
からだの内管の、
そのいきおいのなかに、、
いくつか泡のように浮かぶ、
あなたの言葉たちを見つめます、、
感情が、ない人間、
感情が、ある人間、
眠い人間、
電車で、帰っていたこと、
平気で乗り過ごしていたこと、
あなたは、
今の私と同じように、
余裕がなかったと思う、、
先へ来たからではないのだね、、
あなたが、
その光をじっと、見つめているのを、
今も私は借りています、
遠くに、遠くに届けとは、思わなかったろうと、
ただ、
遠くに届いてしまうことが、
はっきりと分かったのだよね・・・