<2590>「わたしは光のなかで踊ることになる」

 さてはあなたはそのはらの、、

 風ばかりの、

 確かめ得ない場所にいるね、、

 あたしの内部、

 内回転を、いま、、

 しずかに確かめて、

 あなたはそこにいるのだろう、、

 わたしは、

 一体何の声をしようというのだろう、、

 あなたはどこを振り向くの、

 からだの、

 長い歴史のなかで、

 あなたが、

 水の流れる道を、見つめていたこと、、

 

 わたしにはあの日のてる日も、

 からだにたくわえて、いたね、、

 何故、私は、

 ある特定の日を、思い出すのではないのだろう、

 その光から、

 受けた、印象の、集合を、

 ひとつの場面として、つかみ、

 そのなかに時折帰れるのだろう、、

 あたしはそうした、

 光や、暖かさだけを探している、という、

 疑いを、起こすことがある、、

 それ以外に、なにもないという、

 感覚を、起こすことがある、、

 あなたは、

 身体を、

 いつもより重たく感じ、

 そのなかへ沈んでいこうとする、、

 あたしは、もっと下に、

 時間を求めて、

 潜っていく、

 

 ふいに水のことが好きになった、、

 あなたはコミュニケーションを、

 内側に食い込むことだと、

 常々言っているね、、

 私は踊る、

 水も、踊ろう、、

 私は自分の熱を持っている、、

 あなたははしゃいでいない、

 自分の重さを、

 どう捉えているのか、、

 私には、

 それもよく分からない、、

 私はどこへも行けないような、

 そんな気がして、

 感じと、実際が違うのも、

 愉快であったり、

 普通であったりした、、

 戻る道も、

 行く道も、

 なにか柵によって、塞がれているならば、、

 わたしは、踊ることになる・・・