<2546>「なかを通る人、液、もののハ」

 少しほうけた、、

 どこにいるか、

 あの液の辺り、

 少し移っていた、、

 もののからだのあくところ、

 私は存在する、、

 私はからだのなか、

 記憶のなかに揺らぐ、、

 次々に、見えていく人、

 私は知る、

 な、

 そんな方向へ、な、、

 からだ、

 丁寧にください、、

 

 私はからだにまわる、、

 ほとんど順番にきいて、

 なかへとまわってくる、、

 しずかに見つめて、

 しずかにあおいでいて、

 私は、

 もののなかに液なとなにかとうつる、、

 しずかな音だ、

 気がついて、生まれる、、

 しずかな音の、

 そのさなかにありました、

 私は先へふくらみ、、

 ものへ含まれる、、

 もの、

 なかのおと、、

 なかに通ること、

 はててさいごまで、、

 なかを通ること、

 あたしはもののさきを招び、、

 瞬間的に移ります、、

 なぜこのハの、

 振動がまた来るの、と、、

 不思議に思います、、

 ね、

 なかへ通すでしょう、、

 そのもののハ、

 そのいろのさわぎに、、

 

 あなたは手をして、

 あたしのなかでほうけて行きました、、

 それはどこ、

 それはどこの響きのかたまり、、

 場面の移りに、

 なぜかはなやかなものと、

 私を考えては、

 すすんでくるものがある、、

 私はまぶす、

 時刻にかかわりなく、、

 そこがよく煙の出るように、

 姿を、

 そうして含む・・・