<2540>「糸に気づき、生まれているもの」

 まだものの数え、、

 しはうにふくらみ、

 あたしはかどへかどへ、

 ものよる、

 ものがすでによるへ、、

 かくにんされた肌へ、

 私は集まり、、

 私はもののなかへ潜り、、

 今その方途のなか、

 ここへ、ここへ、、

 ひとしれず集まる、

 あたしは集まる、、

 はうてきの、、

 かわいた音をきき、

 あつまる、、

 

 なぜかその隅、、

 なぜかかわいた隅、、

 からだの生まれるまま、、

 あなたの隅にあるもの、

 うごく、

 揺らぐものの形が見える、、

 ふくらむ、

 あつまる、、

 なにか熱であつまる、、

 可能な時刻から、

 揃って、あつまる、、

 あたしがはだしになるのに、、

 なにの温度もなく、ただ、、

 わたしはふくまれ、、

 そのさなかへと来るのだが、、

 はやくものはこすれ、

 知っているだけ、

 こすらせてみせろ、、

 ものへ足りる、

 ものはそこで遊ぶ、、

 あたしはヒの揺らぎ、

 どこからどこまで、、

 からだから、からだまで、、

 つくられ、

 はうてきする、、

 その速度をきこう、、

 私は、

 長く生まれているもの、

 

 ものに長く巻きついているもの、

 かわいて、停止しているもの、

 さわぎをきくの、

 どこから、どことなく、、

 さわぎをきくのよ、、

 あなたは身体の糸、、

 どこからのび、

 どこにしまわれ、、

 呼吸をたたき、、

 くだすのか、

 分からないものの、ほんの糸のなか・・・