<2539>「からだのなかなのに声をゆすぐ姿」

 かたちのヒから、

 あなたは次々に出、、

 私はものも、、

 よく混ぜて、

 ここへ見る、、

 ここへはらわれていて、、

 しかしいくつも見る、

 あなたはほうける、、

 ものの壁の中、

 はたから繋がり、

 ものかたちをどこまでも見る、、

 かたち、

 かたちのヒから、、

 あなたは出る、、

 

 あなたはものを見、揺らいでいく、、

 ん、しつよう、

 しつよう、しつように溶けていく、、

 からだは溶けていく、

 生まれていく、

 溶けていく、、

 ほらこの肌のヒ、、

 たくみにあやつるヒ、

 死ぬヒ、

 ヒ、

 ヒ、、

 うそ、

 うたい、はらい、、

 からだのなかで連続的に、

 はじまる、はさまる、、

 なかのなか、

 かたい、、

 ものが豊かななか、、

 はさまり、

 ここへ声をしはじめて、

 うん、

 うん、はじまる、、

 生がはじまる、

 ここへ無数に生が、、

 生が、あたたかさ、

 これは、含まれていく、、

 

 あたしはからだのヒのなかに生まれたのに、

 花なのに、

 かたるのに、

 かたまるのに、、

 なかへ、声を、、

 声をゆすぐすがた、、

 からなのに、

 ゆすぐすがた、、

 はじめのはだの、、

 水をあげて、

 うずを、形作る、、

 あなたなのか、、

 肌を よぼう、よぼうとする、、

 あなたのとけざまを・・・