<2516>「風をくれ、あたしは来い」

 はたいたばかりのもの、が、

 この身体に、

 静かについているのかもしれない、

 私は底に来て、

 身体を同じくす、、

 私はなかへ来て、

 そのリズムをつかんでゆく、、

 ひらかれない、、

 ものが、どこまでもひらかれない、

 時刻をはさんでゆく、、

 ものへ、なかへ、たまる、

 たまる、

 たまる、、

 ひとのはだのじこくのヒ、

 ヒ、

 ヒ、、

 笑う、

 笑う、揺れる、、

 

 ひとつのはだ、

 ひとつのはだ、

 ひとつのはだだ、

 ものだ、たわめる、、

 からだからはじまるもの、

 あたしはすでにきく、

 ふくすうをきく、、

 存在が から、、

 からのなかにたまるヒ、

 ヒ、ヒ、、

 はじけはじけはじけ、、

 わたしはからだからはじまる、、

 ものにいくつもたまる、、

 ゆらげ、ゆらげ、、

 私は肌のはざまにいる、、

 あたしのわざ、

 あたしのはかば、、

 どこだ、どこ、、

 風をくれ、もう少し、もう少し、

 風を、

 風をくれるのではないか、、

 ゆるむ、ゆるむハ、

 ハのハ、はたらき、

 はたらく、

 なかへ来る、、

 

 もののたくらみのなかだ、

 あとにつらなれ、

 あとにひびけ、、

 ゆらしてくれ、、

 あたしはここからの声の形だ、

 きた、きた、、

 色の濃く、あたしのひびくのを知る、、

 知るからだ、、

 あたしはうんどうのなか、、

 ものに、呼吸せ、せさせ、呼吸を、させ、

 あたしは来い・・・