あたしたちのトオンだ、、
ここからなにもなく、
なにげもなく出て、
人の脇を通る、
それぞれのトオンだ、、
ただこちらを向いて、
あなたは駆けてください、、
ものがいくつもきこえる、
この場所へ、
次々に、駆けてくださいと、、
あなたは言えた、
あなたは言うことが可能となった、、
もののヒのなかを、
順にころげるものなのかも、
順に確かめて、
あなたは居た、、
私は膨らみのなかに居た、
声がしたから、
順に手でさぐって、、
私はひとつひとつをつなぐから、、
ぼうとそこに立っていなさい、
また無感で浮かびなさい、、
私はあたたまってゆく、、
この振動に、たくわえられてゆく、
そんなものであり得、
そんなものからヒが出る、、
からだなんて全部出てみろ、、
ただ液であってみろ、、
あたしはぞわぞわとした、
ぞわぞわとして、
はて、それがなにだろうとかけなおしてもみた、、
はっきりとある、、
あなたは、そこに、はっきりとある、、
驚いたことに、
跡を見留めて、
私は、そこに、潜ることでもある、、
流れを乗せて、
駆けることでもある、、
おう覗け、
覗く、覗く、覗く・・・
今順次見えているもの、、
はたと音がやみ、
からだを無条件にたたくもの、、
労働、
かわいた音が続くこと、
生まれること、、
興奮が、内に入ること、、
あつめること、
集中していること、
ことば、
ことばはまた泡になり、労働、、
しかし動き、、
しかし水の通路、、
しかしざんじ、ヒのたまのあと、あとのなか・・・