<2492>「真昼間の泡の無言を」

 あればその場所に、

 座る、、

 身体はきき、、

 ある静かな場所へ入る、、

 私にはこの光景はどこまでもクリアにうつったのだが、、

 なにひとつ確認するのではなかった、

 分からない、と思った、、

 あなたがたが、

 次々に浮かぶことが分からないと思った、、

 おかしいな、

 私には声が当たっていた、、

 ものの、

 響きの中心となっていた、、

 ものが、

 あまりにもあなたの様子をうつすので、

 どこへ離れたらいいか、

 まったく見当もつかない、、

 

 あたしはこうして奇妙な距離を持ち、

 ここを眺めている訳だが、、

 どういうことだろう、

 ここを通るのに、、

 すっかり見えていたあなたの、、

 うたいのヒが、

 見えて、、

 今やごく簡単にここへ到達する、、

 私は泥のかたまりのなかに、

 まったく無言で身体を入れているらしい、

 身体は浮かんだらすぐ泡粒になるらしい、、

 弾ける音のひとつひとつが立った、

 まともに身体を見ていた、

 溶けている、、

 下に溜まる、、

 光が当たる、

 光が強くなる、、

 私は遠い、、

 私は存在しないかもしれない、、

 私は一滴になって、

 もうしばらく長いのかもしれない、、

 

 たたまれたところ、、

 あなたが訊く、、

 あなたは肌のまま接近し、

 訊く、

 私は泡が立つ、、

 泡自体で生き、

 真昼間に立つ、

 真昼間は秘密を多量に含んで、

 ただの無言だ、、

 わたしが少しずつ流れていることに対して、、

 光の強さと、

 少しの翳りで応える、、

 まなかへ浮かび、

 流れる、流れる、、

 わたしは流れる、、

 あなたは映像を見ている・・・