<2481>「ほんの僅かな表情で」

 知らずに見ているものとなり、

 あたしは増え、、

 あたしはその誘いのなかへ入る、、

 入ったらまた回転し、

 それを終えたあともまた、、

 上手く生まれる、

 あたしは低い視線のことを考えている、、

 身体からはじまり、、

 それぞれにかえることを、

 ここで考えている、、

 うん、

 確かにあなたの視線と呼べるものが、

 ここに向かって来ていた、、

 あなたは華やかになって、

 幾度も生まれてきていた、、

 

 私はその映像を確かめれば確かめただけ、

 不安になる、、

 現象が揺らぐ、、

 これはどこの道に連なる、、

 私は順に声を出していく、、

 ものが戸惑う、、

 あたしはその光景のなかに振るえ、、

 ものの正面を目指す、

 あい、

 ひとつのヒかな、、

 どうかな、、

 私にもきこえているのと、、

 静かに伝えてくる、、

 ものはどこにあるのかな、、

 今にただあり、、

 身体のなかは生まれて、、

 そうしてかえる、、

 身体は静かに含まれていく、

 あなたはこちらを見ている、、

 ほんの僅かな表情の変化で、

 その勢いの全てを、

 あらわしてみせている、、

 それには驚いた、

 そうなのか、、

 そんなことだからただ私は、はしゃぎ、

 絡み、

 転げていた、、

 

 一体いくつのヒが、、

 ここにあったことになるのか、

 私には、

 はっきりとは分からなかったが、、

 ものの通る隙間、

 それぞれに、

 あなたはいるのが分かった、、

 いるのが分かるあなた、

 それぞれの回転のあなた、

 膨らみ、

 時刻へ触れ、、

 それぞれに始まっていくあなた・・・