<2482>「接触と複数」

 あたしはその影の中にいて、、

 今や時間を確かめては、

 ひとつひとつと含んでいくものの、

 その展開を知る、、

 身体は回転しているもの、、

 そのままそのなかでいる、、

 あたしはあたたまる、

 訳もなくあたたまる、、

 そのように過ぎ、

 また複数へかえる、、

 身体は複数へかえる、、

 

 時刻は知り、

 そのためにかえる、、

 そのためにからだは始まる、、

 複数を知り、

 複数のために走る、、

 からだは流れていく、

 今生まれたもののために流れていく、、

 長い道だ、、

 からだにとってこれらは長い道だ、、

 今に住もう、、

 今に住めば生まれる、、

 私はそこで想像する、

 このわたりは何の音なのだろうと、

 そこでわたしは応える、、

 それは無音を明らかに含んでいるより仕方のないもの、

 ここに向かって駆けなければならないもの、

 知れるもの、、

 ただ器になって、

 ここに流れが続くもの、

 そういうものとして存在するヒ、、

 あなたの意識のなか、

 そういうものとして集まり、

 熱を高めていくヒ、、

 身体はどうしてもここにあった、、

 ものの拍子を取って、

 ここに集まって、

 複数の声をしてみせていた、、

 

 あなたは紛れる、、

 この場所に接近する、

 毎日触れる、

 関係が変化する、

 あなたは目覚めている、、

 あたしも振動する、

 どれから出てくるのかは分からず、

 ここにいる、

 ここにいるものの欠け端を拾い、

 私は知る、、

 私は膨らんで、

 ジニチのなかへ、

 より知る、

 より濃い映像になっていく、

 あなたは沈黙する、

 身体の中で声を何度も確かめる・・・