<2352>「自のヒ、ヒの深、声の緑」

 語られたあの、ものの、

 ヒのなかに、

 私が参じる、、

 そこでは散るもの、

 今、当たり前に見えるもの、、

 そこで次々に、

 声がきこえるものが、

 今集合し、、

 私の中を過ぎる、、

 過ぎたら過ぎたままで、

 また生まれる、、

 また明るいヒのなかへ、、

 身体を順に、迎えていく、、

 なにだなにだ、、

 私は自へ始まりながら、

 きく、

 その身体の内自の線をきく、

 静かに、

 

 なにという長さ、

 それぞれが反応し、、

 私の中で眠るのだとして、、

 今に生まれるものごとのもろもろ、

 私は眠るヒのなかのこの線のヒのなかを確かめ得る、、

 たく、あがる、、

 身体は上がる、

 ヒはあがる、、

 ものがたくみに生きていて、、

 私は様子を見、、

 このジのなかで新しく、、

 私は喜ぶ、、

 ここが地面以上のものであることを楽しむ、、

 のぞむものに変化して、、

 あたしはそれぞれ、

 身体のものごとのなかへ、

 そうして当たり前に、、

 私は生まれ出し、、

 ここから液へ、

 液からもっと先、

 先から日々へ、、

 生まれたばかりの時刻に、

 すっと染みていく、、

 

 私はまだヒに触れたばかりの姿で、、

 ここに声を入れる、、

 あたしがその膨らんでいく、、

 各々の、

 その物事を渡し合う、、

 ゆえに揺れる、、

 揺れはまたものの深部にまで淡い緑を届け、、

 私はそこから声の筋を取ってくる、

 身体が、

 身体が、、

 身体が発火する、、

 いまひとつの声だと言えるのに、

 どれだけの、線を寄越し得たのか・・・