<2466>「少し誰」

 その同じ時刻にいることになり、

 私は目標物を見て、、

 少し揺らぐ、

 あなたはまともに流れ、、

 ここに掴まっているのは残りだと、、

 いった、そばから、

 空隙、、

 ひとつの身体のその透明な時刻へ、

 わたしはあらたに、、

 なにだかしらないが、

 ここに来て、

 わたしはあらたになっている、、

 

 情感とはなにだ、

 よろこびとは、、

 私はどこまでも肌の中であたたまる、、

 揺らぎながら、

 あたしは凪か、、

 どうだろう、

 声が地底深くまで沈み、

 粒を隠す、

 泡立ちを隠す、、

 あなたはまたここの回転に付き合っている、、

 おい、

 どこからの漏れだ、これは、と、、

 頻りに訊いている、、

 なに、肌の剥がれたあたり、、

 あたしが猛スピードで生まれて、

 時間が不可逆だと考えている辺り、、

 ごぼごぼと、

 音のする辺り、、

 あたしは巡る、

 ひとしい泡のなかを、、

 回転が、

 生まれ出しているかもしれないのだからさ、、

 私は中心に声を出して、

 このイメージを続ける、、

 私はこの映像へ、

 続くことになる、、

 

 肌の分だけ育ち、

 あたしはまんなか、

 あたしは具体物、、

 具体物が動くということ、、

 それが透明な場所に入り、

 やけに静かであるということ、、

 ここはどこだろう、

 私は手を見、

 少し分厚くなっているのを知る、、

 少し誰だ、

 少しこれは誰だ、と言える、、

 なにからなにまで、

 この響きのなかで育つのに、、

 私はなにだろう、

 泡立ちを求める液なのか、

 このなかで・・・