<2136>「姿のそれは誰」

 あたしは奇妙なはがれかたをし、、

 この場へ流れる、

 ア、手を引いて、、

 次々にきこえるもののなかへ、

 あたしなどは紛れていく、、

 膨らんで、潜っていく、

 徐々にこの場所へときこえる、

 ア、姿は誰だ、

 あたらしい時刻に紛れたまま、、

 わたしは声をする、

 ア、

 ふたつの振動時に合わせ、、

 あなたの振舞いが変化する、

 

 ここはひとつの場所であり、、

 あたしは手を触れて、、

 時間に対す、

 ア、

 なんだなんだ、

 こんなに増えて、、

 こんなに白いけども、

 身体の秘密をいくつも受けて、、

 あたりまえにここにいる、

 サ、

 しずかに時刻になってください、

 ええ、

 わたしはそんな声をききました、

 身体を挟みます、、

 どこから膨らんできたのだろ、、

 と、

 声がする、、

 ただのはらにもれでてはいく、

 ア、

 これは多方面だ、、

 揺らぎの芯だ、、

 徐々にまくられ、

 徐々に呼吸の量がふえていく、

 

 あとのしずかなところ、、

 へは、

 もう身体がいくらも入っているぞ、、

 という、

 ひとつの量の声、、

 まっすぐに揺らいで、

 身体もなにもかもを知る、、

 ア、

 ここにある分で、全部、、

 その材料なのだ、

 私は声を畳み、、

 響くままにする、

 ひびくままのからだ、、

 いて、剥がれて、

 時間を見つめる、、

 ここは穴なのかなになのか、、

 私は知る、、

 知られた方向にも入る、、