人を送るって何だろうか。
西索米~人の最期に付き添う女たち〜 https://t.co/izmoHP6IXg
— yutaro sata(1992-2092) (@soudaroune) 2023年2月14日
見ました! 日本とは全然違う文化で、面白く見れました!
台湾の西索米(シソミ)は、死者を送る大衆楽団。
見ていて驚くのは、とにかく、エネルギッシュで、タフで、明るいこと。
彼女たちは、気分を鎮めるのではなく、高めて現場に向かっている。
ご飯を移動車のなかで食べるしかないぐらい時間がなくても、墓地の住所が分からなくて出前が届かなくても、明るく笑い飛ばしている。
しかし不浄の世界という偏見もあり、大変なことも数多ある。
移動が伴う仕事柄、家族に付き合えなくて申し訳なく思うことも。
雨の日も風の日も台風の日も、休むことはできない。
給料はそれほど悪くないが、決して沢山儲かる訳ではなく、きついので人気もない。
けれど、彼女たちはこの仕事をやる。それはなぜなのか。
死者を明るく見送る。それはなぜなのか。
演奏していて、悲しければ一緒に泣き、
遠くまで歩かなければならなければ一緒に歩く。
それは彼女たちが何を一番大切に考えているからなのか。
彼女たちが仕事を終え、晴れやかな顔で車に乗り込み、皆で歌を歌って帰るシーンがさわやかで美しく、このドキュメンタリーのなかで一番印象的だった。