ただの日常の、一連の映像が、
ひとつの通路になるために、
湿った、暗い、雨の日というのが必要で
私が、ここで、
たったひとりきりになるために、
その雨の、暗い日を、私は、必要以上に食んでいる、
(あなたは透明な時刻を言葉にし、
身体をさらに内に含む。
きっと心臓部の、
細い電気の柱が、
私にここから辿れと伝えている、はずなのだ。
しずかに、手の先で、柄を遊び、、
私は、水の中に、くぐもり、声を伝える、、
水は、また、しずかにかえり、、
私は、晴れたところに、零の風景を見る・・・)