<2384>「可知」

 身体にこぼれている、、

 ひとりの染みの時刻が、身体に、

 私は、僅かに冷たくなって、

 それを見、、

 それをただ確かめ、

 また、現実のなかにはいり、、

 空気を知る、

 ん、

 なにだ、

 なにだ今私のなかに湧くもの、、

 しずかに干せ、

 しずかにひきあげろ、、

 そうしてかわいて、

 そうして言葉はかすとして、

 ここに痕跡を残す、、

 私は見る、

 私は涙が出そうだ、、

 

 ここで震えているだけだ、

 私は、

 時刻へ接近し、、

 ここで振るうだけなんだ、、

 なにがな、

 なにがなし、もののからになり、、

 私はフウをし、

 くぐり、、

 底を抜け、、

 存在の塊、

 存在のただの熱時に、

 身体は当たり、、

 今時分どこへ、

 ゆるやかに夜の中へ出、、

 私はどこか知らないところ、

 どこか遠いところへ駆け出すことも出来る、、

 そんな可能の中で、、

 一点静止シ、、

 日のなかへ、

 姿を作る、、

 私はここがまた、

 現実に経過したとは思えない、、

 夢の場所になることを知っている、、

 私はどこへ行く、、

 身体だけを握り、

 どこへ・・・

 

 うん、そう、、生まれた、

 うん、

 ・・・不気味だ、、

 コイツはおれの歩いてきた道を、

 しかも現在に近くあればあるほど、

 フカクシッテイルヨウナキガスル、、

 う、うん、

 分かるか、分かるのか、、

 そうか、

 私にはあなたの眼も必要だ、、

 世界が映る、

 その眼が・・・