<2412>「暗方へ、埋まる」

 なにげなくこの肌の中を待っていたので、、

 ああ、そうか、と、、

 ひとりごち、、

 身体は最奥に着き、、

 ここの膜はなにだろう、なにだろう、、

 とてもじゃないが、

 それは分かりそうにもない、、

 あなたの隙間、

 ものが垂れてみえるところ、、

 身体が集まって、

 順に過ごしていくと見えるところ、、

 それはどこまでも多く、

 私のなかに続くように思える、、

 

 あれこのさわぎのなかのひとよ、

 形よ、

 風のつらなりよ、、

 私はびゅうと出よう、、

 出たあとでどこへ、どこへ、、

 まだ知らない場所へ

 コミュニカシオのまんまなかへ、

 空白の穴へ、、

 静かにはいれ、

 私はそこにおさまるから、、

 そこにはさまり、

 声を揺らすから、、

 なにやそのジ、、

 振動へ、

 身体を向ける、、

 あなたはどこまでも底へ、

 力を向ける、、

 私はどこに入ったの、

 蕩尽のさなかへ、

 私は墜落する、、

 このはての様子へ、

 私は来る、、

 私はそれぞれを眺め、、

 ここで育つ、

 あたらしいヒのはじまりへ、、

 点を、

 回転を、、

 ものの散る様子を、、

 静かに混ぜて、

 いくんです、

 うん、うん、そう、、

 

 それで線に登った、、

 いまどこか、、

 線に登った人々、、

 私は入る、、

 このなかへ私は、

 そっくり入って、、

 その先を、静かに眺めて、、

 うまる、、

 身体が埋まる、、

 土のなかに、生えるために、埋まる、埋まること・・・