<2374>「無感、行き来」

 ものが通り、、

 私はほっとし、

 また無感へ、静かに還る、、

 眠っている人、、

 あなたの方向へ、

 明らかになって、

 ここへとあらわれる人、、

 ん、なにやら、、

 ものが響き、

 そのなかへまっすぐに出てくる

 そのなかへどうどうと出てくる、、

 

 あたしは身体を掴み、、

 この場所の、

 いくつかの呼吸の流れをきく、、

 ここへ埋まっていて、、

 いくつかの出来事など、

 なにだか次々にさわれるようになり、、

 あたしはてまえから、

 その言葉のなかに埋まる、、

 ひとつの、

 時間となっているのでした、、

 あ、

 そんなあたたかい、

 この場所の盛り上がり方は、、

 なにだろう、

 どこへ続くのだろう、

 地面を掴み、

 静かな粒を掴み、、

 身体ははらわれて、

 私はぼうっ、とそこに立っている、、

 そこに立って、

 無感へ還っている、、

 あなたはかたまって、

 しばらく人でなくなる、、

 そこにまた息を通す、

 私には風が通った、、

 そのことを、

 いくらか遅れて、知り、、

 二度三度、

 その流れは続く、

 

 あなたは時間のなかに手を置く、、

 それがどんな時刻かは知らない、

 ともかくも、

 またあたりまえに響かせてくる、

 あなたのそこに、

 私がひろがっていたら、、

 突然水を含み、

 呼吸により、、

 少し浮き上がるということ、、

 あなたはこのジに、

 僅かに揺られて、、

 ひどく新しいということ、、

 そのもののそのなかで、

 ひとつ、身体が、流れを張ること、、