彼がその自へ、
手を入れる、、
手はそのカンのなかで僅かに光り、
私は停止する、、
動いてみせている、、
なにがその場へ潜り、
ここに声をさすのか、
私には分からないが、
順番にきこえる、
順番にきこえるものがここにはあるな、、
あなたはそれを線にした、
彼の手のなかで、
あなたはそれを線にしたあと、、
静かに振るえている、、
あ、
私にはその内奥が言われていたのだろうか、
どうもそのことは分からない、、
ああそこからずっと肌でもって、、
じにたしかに、伝わってきたんですね、、
はい、分からなくもないですが、
これはどこの呼吸なのでしょうかしら、、
私にもそれはよく分からないのでしたが、、
なにどこから来て、
ここに順に声を当てているのでしょうか、、
うん、、
ものにものに潜り、、
触れて触れては生き、、
あなたが等しく時刻のなかへ、、
あらわれるのを、
私は裸では待ちませんよ、、
なるべくあったかい格好をしている、、
うん、悲鳴みたく、、
諸々が、絡まってきこえてくることだって、ある、、
その自が溢れてくることだって、
私のなかにはある、、
私のなかのはじめにはあるぞ、、
うん、、
熱へ身体をひけ、、
なにを理由にしてそんなことが出て来ますか、
どんな声を線として、
たよりとして、、
あらわれてくるのでしょうか、、
私はよく分からないまま、、
このもののなかへ、
しずかに含まれ、、
身体をきかせる、、
この、
ジのなかを静かに覗き、、
あたしは生まれる、、
どこから来たのか、
この響きはいったいどこから、、
私は探り、、
もののなかを見つめ、
開始し、
煙を吐く・・・