<2376>「無量の身体、中の泥」

 まだその回転のなかの、

 ひとつの作業の、

 停止時間に、

 そっといる、、

 あなたは生まれて、そっといる、、

 あたしは、停止時間に触れ、

 ある肌を泡立てる、、

 その、

 どこに行くのか分からない肌、

 ただひとつの肌が、

 停止時間で、

 私に触れている、、

 私は戸惑いをし、

 無量へ、生まれていくことを、

 ただ、ただひたすらに、掴む、

 跳ねる、、

 泥の跡、、

 私は軽さののち、重さ、、

 ひとり、

 存在の重さ、、

 

 かけては生まれていくあなたの、

 そのなかに育つ、、

 種々の胞子、

 あなたの話し声がこれら振動、

 形作る振動、、

 もののなかへ次々に来い、

 身体を集め、

 身体の振動を集め、、

 あなたはこのなかに来い、

 私は姿のなかで、

 ここを招び、

 ここから駆け、、

 ここから始まるのだろうから、

 来い、、

 なんどとなくきこえるそのさわぎ、、

 私は平行した、、

 身体からはじめた、

 声からはじめるその無量のさわぎ、

 あなた手にした、、

 

 される、、さわれる、

 見える、、

 私は、来る、またぐ、ならす、そして、

 生きたまま、

 通過、通過、、

 振ったもの、振ったものの、

 停止時間、

 あなたは、

 その欲時のなかに、触れて、

 身体、身体は温度の、、

 その見事な風景、

 全ては流れていく、、

 私という、外気の通る場所、

 全ては、私という、外気の入る場所を経て、

 流れていく、、

 私には、粒が、じり、じり、と、溜まる・・・