<2375>「今その、呼吸をほどく」

 なにが鳴る、、

 この類のもののなかで、

 一体なにが鳴るんです、と、、

 あなたはきいていて、

 あなたはまっすぐに漏れてきた訳ではあるが、

 ここはどうして動く、、

 身体をあてて、

 ここの記憶は、

 一体どのように巡る、、

 あ、

 知られたもののなか、

 私は覗いた、、

 身体ばかりがここで、

 順に、はしゃいでいる、、

 そんな場所へ、

 するすると出てくる様子を、今ちょうど知る、、

 

 私は網を剥ぐ訳じゃないんだ、、

 私は潜るうちに、

 このまわりの成分というのが見事に溶け出すのを、、

 見つめているだけなんだ、

 一体どこから、

 この類の線はのびてくるんですか、

 なんどときいても、

 あなたは溶けるだけである、、

 ものの線にそって、

 身体を滑らし、

 そこから順次溶けるだけである、、

 ああ、なんて白い、

 なんて静かな巡りでしょうね、

 こんなところでほどいて、

 私もどうしたらいいものか、、

 ね、

 声を掛けてください、、

 あなたが底深く、

 そのなかに潜るものとすると、

 ね、

 声を静かに、

 この場所へ掛けてください、、

 ね、

 

 誘われたものは当たり前に、

 ここへ着き、

 着いたものはあたりまえに、

 呼吸をほどく、、

 ただ溢れたい放題に溢れ、、

 時間のなかの皺へ、

 まったく紛れる、、流れる、、

 その音はどうかすると、

 私にもきこえ、、

 私ははてしない気持ちを抱き、、

 ここへ全てを流す、

 あ、

 簡単に掴まえて、始まったこと、

 そこのリズムを取り、

 私は、放って・・・