<2373>「光の日に、液とともに生まれ、声が漏れる」

 姿がまた身体のなかにはじまり、

 あなたは、そこを見、、

 身体からきこえる、

 そのそれぞれを、なかにし、あとにし、、

 あとのなかの液は、

 ここに垂れ、

 ここに着床し、、

 種は、増殖する、、

 夢の中と跡で、

 ひとりでに、増殖する、、

 そのはたをゆくか、、

 そのはたを、身体がゆくか、、

 私は、ゆくか、、

 ん、、

 ん、、・・・、

 声が漏れる、、

 あなたが生まれたら、声が漏れる、

 これはジだ、

 ジとしか言えない、、

 光のヒ、ヒとしか言えない、、

 ものの揺すぶり、、

 

 あなたが時刻のために、

 その揺すぶりをもって生まれてきたこと、、

 そこに手を合わせること、

 身体ごと、滑ること、、

 もののはざまにそれらの声が、

 膜を作り、、

 私はそこを搾る、、

 液が来る、

 ・・・うん、その、

 その匂いがする、、

 その匂いのなかにあなたの手振り、、

 その、振動、、

 そのあかあかとした光のヒのなかに、

 あなたは、あなたは、

 潜り、生まれ、、

 液を受けること、、

 液が着床し、

 残ることをどう掴まえますか、、

 あなたは、、

 液のその、渦に掴まって、

 等しく、ここに、

 生まれて来ますか、、

 

 あたらしい身振りのなかに声を、、

 探り、、

 あなたは手がどこまでも奥へ、入る、、

 そのみぶりを、、

 わたしは液とともに過ごし、、

 小さな泡立てをし、、

 この沈黙のなかに、、

 あなたを見、、

 あなたの声の膜、のなかの世界を見、

 地平を見、、

 息吹を見、、

 自らの身体を見る・・・