<2343>「これは風の日々だ」

 ものの形のなかに、

 あ、

 と形をしていないものを入れてください、

 そうしたら増えますから、

 あなたが何をそこで知っているか、

 私に分かることとてありませんけれども、、

 私は、時間の中にいて、

 次々に増えているからで、、

 ものは巧みに見えているからで、

 私は姿に入るだけ、

 時間も何もなく、、

 身体に映る、

 そのかげを頼りにして、、

 どこまでも進む、

 どこまでも集まる、、

 

 ねえ身体のなかにいて、、

 そう言って、、

 私は水をカエにいった、、

 私は水をカエてしまうと、、

 すっきりとした空気のところへ、

 また出ていきたいと思った、、

 これが風の日々だ、

 私はそう言って、、

 ただ光の中に入る、

 ただひとつの光景の中に入る、

 ものが遠くから、ここを見つめて、、

 私は一体ですか、、

 いいえ、複数体ですが、、

 ひとつの運動のなかではありますと、、

 こたえてくれたものよ、

 ものへ、、

 私などは内から声を出していく、

 どこできいたかは知れず、、

 私の隣でもなく、

 どこか遠い地域でもなく、、

 ここの空、クウなんだと、、

 言うより仕方がない、

 そういうものではないでしょうか、

 

 あなたが次々に生まれてくるから、、

 私は見ていて、

 時間のなかにはじまって、、

 すっと微笑んでいて、

 また夜に帰る、、

 どこから持ってきたのか分からない、、

 ひとつの葉の意識を掴まえて、

 私はここに眠っている、、

 眠っているあいだだけ、

 私は秘密を作っている、、

 ただ起きていれば私はかわいた一個の肉体という部分を、

 それは出ないだろう、、

 不可思議の雲の領域というものを持つために、

 私は眠る、、

 ここには風も何もない、、

 ただ集中するあたたかさがあるだけである・・・