<2329>「身体を選び、中に垂らす」

 ただの肌の、

 暗い時刻へと、

 順に順に、案内するような場所、

 私は見てる、

 身体からいくつもの、、

 その言葉の流れの、

 私のさまよいの、、

 物事が次々に出てくる、、

 私は言う、、

 物が全部違う、

 物は確かなのに、、

 物は全部違う、、

 ここに身体を集めて、、

 そのように言う、

 ほら、

 一量の勢い、、

 身体のなかの膜の、

 ただひたすらな声、、

 

 ただひたすらな声の、、

 二時の、

 その招び方、

 私はそれを見る、、

 見る、流す、、

 身体などどこへもあり、、

 増え得、、

 盛り上がる、

 先へ繋がる、、

 今のその呼吸に、、

 付き合うことが可能になる、、

 なにから来て、、

 なにを畳む、、

 その持ってきた、

 極小粒の中に、、

 今、持っているものを畳む、、

 ここにしか、、

 途方もない呼吸のひろがりは、ないからだ、、

 ここにしか、、

 時刻がうんと盛り上がる物事は、、

 私は身体を選んだ、

 身体を作ったのではない、

 身体を選んだ、

 つまり、ここから進むことを、、

 

 不確かなもの、

 行方の知れぬもの、、

 ぎこちないもの、

 そういうものから、

 脱しようとはせないで、、

 そこに身体の当たり前を置く、、

 私は生まれたはずだから、

 そのなかに仕草を、置いたはずだから、、

 そこでは何ものもくさり、なんともいえない、、

 いい匂いが、

 私を目覚めさせ、、

 道へ垂れさせる・・・